冬のメンズコーデ例「屋外でも、室内でも格好いい」を実現するには

この記事を書いた人
ジョン(仮)

もともとファッションメディアを中心に執筆活動を行っていましたが、予定調和的な記事を書くことに嫌気がさし、DARLに参加させていただく運びとなりました。 趣味は”価値転倒”です。既存のメディアとはまた違った、毒のある記事作成に努めていきたいと考えています。 ”Fair is foul, and foul is fair."

冬のファッションはアウターありき?

冬のファッション。そう聞いてはじめにまず思い浮かぶイメージって、コートやダウンジャケットでばっちり防寒している姿ではありませんか?

確かにそのイメージは正解です。厳しい寒さを乗り切るためにはヘビーアウターが不可欠だし、それに薄着で冬の街を闊歩していたら、この日本国内においては不審者扱いされてしまう危険性が高いですからね。

…と冗談めいた物言いをしてしまいましたが、これはれっきとした事実。アウターがなければ、冬のファッションは始まりません

アウター以外のアイテム選び

しかし、その点において気をつけなければいけないことがひとつあります。

それは、「アウター一辺倒」になってしまって、他のアイテム選びを適当に済ませてしまうこと。

そのようなアウターの「一点豪華主義」に陥ると何がいけないのか。というのは、室内での装いを勘定に入れずに済ませてしまう事態が発生してしまうからです。

例えばデートシーンを想像してみてください。いくら格好いいアウターを着ていても、その中に着ているものがお粗末では、相手におしゃれだと思われるのは待ち合わせ場所で落ち合ったその瞬間だけ。いくら高級レストランで粋に振る舞おうと、アウターと中身の差が大きければ大きいほど、幻滅の度合いが高くなってしまうことは確実です。

だからこそ、冬のメンズコーデにおいて気をつけるべきは「屋外でも、室内でも格好いい」着こなしを意識すること。そして、アウターとそれ以外のアイテムがうまく調和しているようなコーデを心がけること。それが肝になってきます。

そこで本記事は、上記の2点を視野に入れた上で、「これぞ冬コーデのお手本!」と思わず唸ってしまったファッションスナップを厳選し、それらについて解説を加えるスタイルで進めていきます。

一流ファッショニスタのコーデを観察し、自らの血肉にしていきましょう。

コートを用いたコーデ一覧

冬コーデに欠かせない「コート」。チェスターコートのような上品なものからモッズコートのようなカジュアルなものまで、コートと一口に言ってもその種類は多種多様。

洒落者たちはどんなコートをチョイスし、どんな格好に合わせているのか。要注目です。

少しの色使いでコーデに奥行きを

ネイビーのコートに、同じくネイビーのパンツを合わせたこちら。インナーには白Tシャツとキャメル色のカーディガンを採用し、爽やかながらも温かみを残した雰囲気に。赤色のソックスもしっかりとアクセントになっています。

コートの個性を前面に

発色の良さが持ち味のキャメル色のコートをコーデの主役に用いたこちら。トップスとボトムスにはグレーのものを採用し、個性的ながらも落ち着きのある雰囲気に。ニット帽と革靴の色調を整えている点にも注目!

オーバーサイズだけど

オーバーサイズのコートを前面に押し出したこちらのコーデ。ボトムスには同じくワイドシルエットのスラックスを採用し、全体的にルーズな仕上がりに。それでいてだらしなくない理由は、インナーにシャツを取り入れて、シックな雰囲気をプラスしているからです。

ヨウジヤマモトプールオムYohji Yamamoto POUR HOMME ヘビーメルトンダブルコート 黒M【中古】 【メンズ】
created by Rinker

あくまでカジュアルに

シックな雰囲気漂うコートを用いたこちら。インナーにはスウェットパーカーを採用し、程よく気の抜けた雰囲気に。全体をアースカラーでまとめて丸みのある印象に仕上げています。

クラシカルさと泥臭さの共存

トラディショナルな印象のトレンチコートを中心に組み立てたこちら。インナーにはデニムジャケットを投入し、程よく土臭い雰囲気を。クラシカルな印象と男らしさを共存させた上級者コーデですね。

小物使いで親しみやすさを

全体をダークトーンで統一し、シックで品の良い印象に仕上げたこちら。上品ながらも堅苦しさを感じさせないのは、スニーカーやニット帽などの小物使いでこなれ感をプラスしているから。小物でハズすのは初心者の方でもチャレンジしやすいので、オススメですよ。(しかしその場合には色調の統一を)

色調を統一してシックに

無骨な雰囲気のモッズコートを中心にしたこちら。キャップやスニーカーなど、カジュアルなアイテムで固めつつも、色合いをダークトーンに統一することによって、シックな雰囲気に仕上がっているのがポイントです。

キレイめ×ミリタリー

キャメル色のダッフルコートをメインに取り入れたこちら。トップスはシック、ボトムスはミリタリーパンツでカジュアルに。色数を絞ってクールに仕上げています。

色味を存分に楽しむ

ステンカラーコートを中心に、ドレッシーな雰囲気でまとめあげたこちら。発色の良さが目を引くニットが、全体のかっちりした雰囲気を和らげています。足元は白スニーカーで程よく軽さを出したのも◎ですね。

【中古】アーペーセー A.P.C. ステンカラーコート ウール S 紺 ネイビー /TK メンズ 【ベクトル 古着】 190725 ベクトルプレミアム店

ダウンジャケットなど、ショート丈のアウターを用いたコーデ一覧

コートと並んで真冬のメインアウターとして活躍してくれる「ショート丈のアウター」。近年ではストリートファッションの流行もあり、ダウンジャケットが再び注目されるようになりました。

しかし、元々は軽量性や防寒性を重視したアイテムがショート丈のアウターには多く、リアルクローズに取り入れるとなると、これがなかなか難しい。だからこそコーデに上手く取り入れることができたら、たちまちおしゃれ上級者の仲間入り。

洒落者はどのようにショート丈のアウターを着こなしているのかを、ここで確認しておきましょう。

モノトーンでスタイリッシュに

オーバーサイズが特徴的な黒のダウンジャケットを中心にしたこちらのコーデ。アウター以外のアイテムをホワイトに統一することで、だらしなさを感じさせない、清潔感漂うスタイリングに。

見事なまでにコントロールされた色合い

水色のダウンジャケットにバーガンディーのセットアップ、そして白シャツと白スニーカーという組み合わせが見事なこちらのコーデ。この場合、バーガンディーのセットアップが全体を引き締めていますね。

ミリタリーアイテムに見えないような着こなし

 

ジャストサイズのMA-1を中心にしたこちら。インナーにはギンガムチェックのシャツを忍ばせ、爽やかさを加えています。パンツとスニーカーは黒、マフラーにはネイビーのものを使用することで、ミリタリーアイテム特有の土臭さを見事に払拭していますね。

Acne Studios アクネ ストゥディオズ 16SS VARDEN TECH PSS16 軽量テクニカルナイロンボンバージャケット 32 MA-1 アウター【中古】【Acne Studios】
created by Rinker

スタジャンをシックに

ダークトーンのスタジャンをメインにしたこちら。インナーとニット帽のモスグリーンの色味が、シンプルなコーデの中に深みを与えています。全体をジャストサイズで揃えたのもいいですね。

【中古】nano universe◆スタジャン/M/ウール/BLK/無地【メンズウェア】
created by Rinker

フレンチシックを思わせる色合わせ

ブラウンの色合いのムートンコートとグレーのデニムという組み合わせに、大胆にも赤のニットを取り入れたこちら。フレンチシックな雰囲気が最高です。デニムがベルボトムタイプというのもいい。

チェックシャツでコーデにスパイスを

ボアジャケットを中心に落ち着いた雰囲気に仕上げたこちら。インナーのチェックシャツが、良いスパイスになっています。合わせ方次第では子供っぽくなりがちなチェックシャツは、スタイリッシュな着こなしの中にさらっと取り入れると効果的ですよ。

冬コーデ必勝法というのはつまり

上記のコーデを見てみると、「色の使い方」に特徴のある着こなしが目立ちます。ダークトーンの中に発色の良いアイテムを合わせる、あるいはその逆。小物でアクセントを加えたり、全身を落ち着きのある雰囲気に引き締めたり…。

冬のファッションというのは、小物をフル活用できるというのも嬉しいポイントなのです。

あとはやはり、冒頭で述べたように、「トータルバランス」はやはり重要。アウターとインナーの雰囲気を合わせるか、あるいは真逆の方向性でいくか…。そういったことを考えるのも冬のメンズコーデの楽しみですね。

冬コーデを制するには、「色の使い方」と「トータルバランス」。これを叩き込んでおきましょう。