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「さて何を着ていこう。」水族館デートを成功させる男の服装とは|季節別16のメンズコーデ集

この記事を書いた人
ジョン(仮)

もともとファッションメディアを中心に執筆活動を行っていましたが、予定調和的な記事を書くことに嫌気がさし、DARLに参加させていただく運びとなりました。 趣味は”価値転倒”です。既存のメディアとはまた違った、毒のある記事作成に努めていきたいと考えています。 ”Fair is foul, and foul is fair."


気になるあの子とのデートは、「水族館」で決まり!

「やっとこぎつけた、気になるあの子とのデート。さて、どこに行こうかな…」

デートの約束はしたけれど、肝心の場所がなかなか決まらない…。そう頭を悩ませる方も多いと思いますが、ここはひとつ「水族館」なんてどうでしょう。

天候に左右されず、多種多様な魚たちに触れ合えて、雰囲気も落ち着いており、幻想的。そしてあの薄暗い空間が、相手との距離を縮めてくれる。そんな気はしませんか?

しかしながら…。これは水族館でなくとも言えてしまうのですが、デートの際には「服装」がこれからの恋愛模様を左右するといっても過言ではありません。せっかく2人っきりで出かけるのなら、まずは身なりをしっかりと整えておきたいところです。

そこで本記事では、水族館デートで恋を成就させるために必要な「コーデ」を徹底解説していきます。

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まずはここから。水族館デートの際に心がけておきたい「服装の方向性」

ロマンチックな空間を提供してくれる水族館。ここはTPOに従って「落ち着きのある格好」を心がけるのがベスト。

水族館は薄暗く、幻想的な空間であり、かつ主役はあくまでも「魚たち」。場の雰囲気を壊してしまうような、あるいは魚たちより目立ってしまうような「派手すぎる格好」はもちろんNGです。

とはいっても、あまりにナチュラルすぎる格好も、水族館が織りなす「特別な雰囲気」には馴染まない。

ここで意識しておきたいのは、「派手さこそないものの、かといって地味かといえばそうでもない服装」。一言で表すのなら「洗練された服装」です。

周りにも、「なんてことない格好だけど、なぜかおしゃれ」な人っていますよね。その理由は、デザイン性を前面に押し出したコーデではなく、あくまでサイジング、素材感も考慮に入れた上で全体のバランスを整えているから。

そしてこの「洗練された服装」というのは、コツさえ掴めばそんなには難しくないんです。

今回のテーマはあくまで「水族館デートに適した服装」というものですが、ついでに「水族館デートに適した服装というテーマを軸にして、洗練された格好をいうものを会得していく」というサブテーマも、ここで設定しておきましょう。

季節別。水族館デートの際に心がけたい「洗練された服装」と、それを手助けするアイテムおよびコーデ集

季節を問わず、オールシーズンで楽しめるのも水族館の強み。ということはつまり、外気温との寒暖差もコーデの際に配慮しなければならないということ。

そこで本項目では、寒暖差を射程に入れた上で、季節別の上質な格好について紹介、解説をしていきたいと思います。

「春」の水族館デートにおすすめの服装

長い冬が終わりを告げ、気分も服装も軽やかになってくる春。ついつい薄手の格好で出かけてしまいたくなりますが、まだまだ昼夜の寒暖差が激しい微妙な季節だということを、忘れてはいけません。

そこで取り入れたいアイテムは「カーディガン」

外は暑いけど、いざ室内に入ったら、空調が効きすぎて参ってしまう…。カーディガンはそんな事態を未然に防いでくれるスグレモノです。

まだまだ冬の余韻が残る3月〜4月上旬はウール素材のものを、本格的に暖かくなり始める4月中旬〜5月上旬はコットン素材のものを、そして初夏まではコットンリネンのカーディガンを選ぶのがベストです。一応参考程度に留めておいて頂ければ幸いです。

「カーディガン」を用いたメンズコーデ例

 

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ナチュラルトーンのホワイトカラーが印象的なカーディガンを主役にしたコーデ。

インナーには黒のTシャツを忍ばせ、コントラストを演出。さりげない服装なのに地味な印象を感じさせないのは、色の対比によってアイテムの良さを引き立てているから。

 

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イエローとオレンジの中間のような微妙な色味が品の良さを演出しているこちらのコーデ。

インナーにはブラウンカラーのシャツを採用することで、派手になりすぎないように全体のトーンを調節したテクニックはぜひ盗みたいところです。

「夏」の水族館デートにおすすめの服装

日本の夏は、とにかく暑い。気温はもちろんのこと。ここ数年は湿度の高さも手伝って、まさに「うだるような暑さ」。

そのため水族館では、外気温を想定して室内温度を低めに設定しているところが多いです。外は暑く、中は寒い。かといってカーディガンという季節でもなくなってきた。

そこで役に立つのが「ニットポロ」

ポロシャツといえば鹿の子生地のものがまず先に思い浮かびますが、上手く取り入れなければ「おじさん臭く」なってしまう、なかなか難易度の高いアイテム。

その点ニットポロは、滑らかな素材感によって、一枚でも上品に着こなせてしまうところが魅力。

また、ニットと聞くとどうしても暑苦しいイメージが付きまといますが、ニットポロで一般的に使われているコットン素材は、吸湿性においても優れているため、真夏でも快適に着用できてしまうんです。

普通のTシャツだと外で汗をかいた場合、屋内でその汗が張り付き、肌寒さを感じてしまうというケースが往々にしてありますが、ニットポロならそういった悩みは無用です。

「ニットポロ」を用いたメンズコーデ例

 

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ネイビーのニットポロにブラウンのパンツという組み合わせが特徴の、肩肘貼らないジェントルマンスタイル。

トップスはジャストサイズ、パンツは腿から下にかけて徐々に細くなっていく、いわゆる「テーパードシルエット」で、堅苦しさを見事に払拭。夏場ということを考慮に入れるのなら、パンツの素材はリネンが混紡されているものを選ぶのが吉です。

くるぶしを少しのぞかせることで軽さを演出したのもまたニクいですね。

こちらは少し上級者向けのコーデ。全身をワントーンに統一して、ベルトの色味、風合いをナチュラルに主張させています。

この場合は、足元はシンプルなスニーカーがベターかと。間違ってもスポーティーすぎるシューズを投入しないように、「ハズさない」ように注意していきたいところです。

「秋」の水族館デートにおすすめの服装

暑さが和らぎ、いよいよ快適に外出できるようになってくるのが秋。とはいっても春と同じく、朝晩は冷え込むし、寒い冬を控えた季節だけあって、お気持ち程度に服装にもかっちり感を出したいところ。

とはいっても、水族館デートにあまりにもかっちりとした格好で臨むのも少し変ですよね。

程よくかっちり感があって、水族館デートにも適したアイテム…。ということで、ここでは「襟付きのブルゾン」を提案したいと思います。

テーラードジャケットほど堅苦しくもなく、カーディガンほどラフな方向に傾いていない「襟付きのブルゾン」は、まさに秋の水族館デートにうってつけです。

「襟付きのブルゾン」を用いたメンズコーデの例

 

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オリーブカラーのブルゾンを軸に、全身をごくベーシックなアイテムでまとめたこちらのコーデ、インナーに白ではなくグレーをTシャツを合わせることで、大人っぽい雰囲気をプラス。

また、ワンウォッシュのデニムと白スニーカーという、いたって普通の組み合わせなのに上品に見える理由は、サイジングに全く無駄がないからです。

 

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これは少し上級者向けのコーデ。ミリタリーな雰囲気漂うブルゾンを主役にしているハズなのに、土臭さを感じさせず、洗練された印象を受けるのはなぜでしょう。

その答えは、インナーに淡いイエローカラーのアイテムを取り入れて、上半身に優しい雰囲気をプラスしつつも、色の濃いデニムをボトムスに取り入れることで、全体にかっちりとした印象にまとめ上げているから。

主張の強いアイテムとベーシックなアイテムとのバランスを調節することで、ストリート感の強い格好も洗練されて見えるという好例ですね。

「冬」の水族館デートにおすすめの服装

秋が深まっていくうちに、寒さもより厳しさを増していき、服装選びの基準が「防寒性」に偏ってしまいがちな冬。

もちろん水族館内では防寒対策として、暖房をガンガンに効かせていることは確実。

そうなってくると服装選びについつい迷ってしまいがちですが、やはり冬の水族館デート、いや、冬コーデの要となるアイテムとしては「ニット」は不可欠でしょう。

ここで気をつけておきたいのは、「タートルネックのニット」は冬場の水族館デートでは避けたほうが無難。やはりここでチョイスしたいニットの種類といえば、「クルーネック」か「Vネック」であり、形はごくごくシンプルなもの。そして無地のもの。

とはいっても、そのまま取り入れるだけでは無難になりすぎてしまう恐れがあるので、いやらしくない程度にスパイスを加えるのが「洗練された服装」を目指すためには必要です。いわんやデートにおいてをや。

「ニット」を用いたメンズコーデ例

 

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これは冬場の水族館デートにおいて模範となるべきコーデなのかなと個人的には思います。

ブラウンのニットをコーデの要にしつつも、インナーのボーダーカットソーをチラ見せするこのテクニック!それでいてボトムスはインプルなインディゴデニム。それでいてロールアップの絶妙な幅。

ここのアイテムはシンプルですが、ちょっとしたテクニックでそれぞれの個性を見事なまでに活かした、恐るべきコーデです。

 

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このコーデの肝は、ニットのサイズ感にあります。

黒ニットにグレーのパンツという、ともすれば地味なだけで終わってしまいそうなこの組み合わせを、サイジングの妙によって無難な要素を見事に取り払い、今風のコーデとして消化してしまうスキルには脱帽です。

また、インナーに「あえてシャツを持ってこない」という点も、また粋ですね。

【番外編】水族館デート、こんな服装もいいかもね

上の項目では主に「アイテム」を軸にしたコーデをご紹介しました。

本項目では、あくまで補足として「テイスト」に即したコーデを厳選。

インスピレーション源として参考にしていただければ幸いです!

マリンスタイル

「水族館デート」なら、なんとなく「マリンスタイル」でいっちゃおうかな、という安直な考えも、ありっちゃあり。例えば以下のような「ボーダー柄」を活かしたコーデとか…

 

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開襟シャツ

爽やかなイメージ漂う開襟シャツは、水族館デートにおいても十分な活躍っぷりを見せてくれます。ただ開襟シャツにショーツを合わせてしまうと、往々にして子供っぽくなってしまうので、そこには注意が必要です。

 

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海が関わる映画の服装を参考に

映画も有効なインスピレーション源のひとつ。持論ですが、情景描写が優れた作品は、人物の服装もまた優れています。ここでは「作中で海が関わる映画」から、ファッショナブルな要素を持った画像を引っ張ってきました。

 

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水族館デートの際は「洗練された服装」を一層心がけて

手軽に行けて、かつ幻想的な雰囲気を味わえる水族館。そこでの服装は、「堅苦しくもなく、かといってカジュアルすぎないもの」が適しているというのは冒頭で述べた通り。

また、シンプルな格好ながらも、自分の服装の好みをさりげなく取り入れられたら、それはもう言うことはなし

気になるあの子と水族館デートという予定が立ったのであれば、当日までに本記事を読み返し、自身のコーデの参考にして頂ければ、それはもう嬉しい限りです。