30代で押さえておきたい「大人カジュアル」なメンズファッションコーデ13例

この記事を書いた人
ジョン(仮)

もともとファッションメディアを中心に執筆活動を行っていましたが、予定調和的な記事を書くことに嫌気がさし、DARLに参加させていただく運びとなりました。 趣味は”価値転倒”です。既存のメディアとはまた違った、毒のある記事作成に努めていきたいと考えています。 ”Fair is foul, and foul is fair."

年齢相応の落ち着きというものが至るところで求められる30代。

もちろん服装においても例外ではございません。いくら洗練された言葉遣いを心がけていようが、上質なレストランをたくさん知っていようが、服装がダサい、その一点だけで今まで積み上げてきたような「大人の作法」を、ひどく滑稽なものへと転化させてしまうのです。

脅しめいたことを言ってしまいましたが、これは動かしがたい事実。いくら中身がしっかりしていようが、格好によって幼く見えてしまったら、それまでの人間と見なされてしまうことが多いです。当然異性からの評判も芳しくないままに終わってしまうでしょう。正直な話、これほど損なことはない。

しかし、服装さえ(年相応に)しっかりとしていれば、たとえ内面に至らない点が多少あったとしても(当然です。はっきり言ってそもそも30代は”若い”。全てにおいて落ち着きのある振る舞いを心がけるには、まだまだ与えられた時間が少なすぎます)、それがチャーミングだと見なされたりと、マイナスをある程度までプラスに引き上げる可能性が芽生えることがあります。

平たくいえば、服装に気を遣って損なことはないということです。

とはいえ、30代男性にふさわしい格好とは、落ち着きのある服装とは、一体どんなものなんだという疑問が生まれるでしょうし、その点が一番知りたいところなのではないかと思います。

そこで本記事では、30代にふさわしい服装をご紹介…と言いたいところですが、それだけでは少しもったいない気がしますので、少し趣向を変えてみようかと思います。

題して、「30代のうちに身につけておきたい、一生モノの大人カジュアル術」。

普遍的な大人カジュアルを押さえておいて欲しいという思いから、このようなテーマに落ち着きました。それではご覧ください!

まずはじめに。30代男性が目指すべきファッションスタイルは?

まずはじめに、30代男性が押さえておくべき基本スタイルについて説明していきます。

まず押さえておくべき基本の型…それは、「トラッドスタイル」です。

トラッド【trad】

〘名〙 (形動) (trad)
① 伝統的であるさま。また、そのもの。特に、流行にとらわれないデザインの服装。トラディショナル。「トラッドなコート」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版

つまるところ、流行にとらわれない普遍的なファッションスタイルのことです。アメトラやアイビールックという言葉を聞いたことがある人も多いことでしょう。

こういった格好のことです。

とはいえ、あまりにもガチガチにキメすぎるのも息苦しい。ここで提案していきたいのは、もう少し肩肘張らない格好。トラッドスタイルを基調とした、よりラフな格好です。そのためにはどのようなアイテムが必要か…。

30代メンズのファッションにマストな3アイテム

トラッドスタイルを基調としたファッションに必要とされるものは何か。それは多数存在しますが、とりあえずはこれがあれば十分というマストアイテムを紹介します。

それは、

  1. シャツ類(ポロシャツ含む)
  2. ジャケット
  3. 革靴

この3つだけです。これだけ揃えておけば、ひとまずは安心。あとはチノパンがあると尚良しですね。

そしてできることなら、これらのアイテムは無地のものがベターであり、ベストです。

自分なりの個性を演出する前に、とりあえずトラッドスタイルのお手本を

ここでまず確認しておきたいのは、トラッドスタイルにおける正統派の着こなし。文句の付け所がない服装を注意深く観察することで、どのように着崩せばいいのかという”ハズし”のテクニックも養われていくはずです。まずは、基本から。

ネイビーのジャケットにブルーのボタンダウンシャツ、そして茶色のローファーという、ザ・トラッドスタイル。イエロー×ネイビーのネクタイが全体に彩りを添えていて◎ですね。

ウール地のブレザーとウール地のスラックスで暖かみのある仕上がりとなっているこちら。オレンジのネクタイで全体をキュッと引き締めています。

タブル仕立てのジャケットを主役にしたこちら。鮮やかな色を一切用いていないのに、どこかファンキーな雰囲気に見えるのは、サングラスやニット帽など、小物を上手く活用しているから。

ジャケットを着用しているのにも関わらず、堅苦しさを微塵も感じさせないこちらのコーデ。ポイントは小物使いとパンツの丈感、そしてシャツのボタンの開け具合です。

インナーに忍ばせた鮮やかなグリーン色のニットが印象的なこちら。ベルトと革靴の色味を統一しているのもベリーグッドです。

こちらはジャケットスタイルでなく、カーディガンをメイントップスに用いたもの。上半身をややタイトめにすることで、大人の色気を演出。靴下のカラーリングも粋ですね。

いよいよ本番。トラッドを意識しつつも、より自由にファッションを

ここでいよいよ本番。トラッドの精神をうちに秘めつつも、よりカジュアルに、ラフにファッションを楽しむのが30代男性に与えられた使命です。

既存のジャンルの枠組みをちょっと崩してみる。その勇気こそが、自らのセンスを格上げする起爆剤となるのです。

 

ジャケットとデニムを合わせたこちらのコーデ。色味をブルーベースに統一し、一体感を持たせているおかげで、デニム特有の男臭さを見事に緩和しています。

清涼感溢れるこちらのセットアップスタイル。白Tシャツと白スニーカーによって、程よい抜け感をプラスしています。

薄手のストライプジャケットとダメージデニムという組み合わせで、どことなくファンキーな雰囲気に仕上げたこちらのコーデ。スニーカーもポップなものをチョイスしているのも◎

シアサッカー地のジャケットにハーフパンツを組み合わせたこちら。ネクタイとシューズは黒色のものを選定し、全体のバランスを綺麗に整えていますね。

ベーシックなトラッドスタイルも、アウターにミリタリーアイテムを投入するだけで、グッと男らしい雰囲気に。余談ですが、髪が後退していると感じている方、思い切ってスキンヘッドにするのもアリなのでは?

ネイビーブルーのブレザーにグレーのフランネルパンツといったベーシックなコーデに、イエローの大判マフラーを大胆に投入したこちら。思い切りの良さにあっぱれです。

上のコーデと同じく、ネイビーブレザーにグレーのパンツという出で立ち。異なる点はインナーにボーダーカットソーを採用し、小物にはベレー帽とスカーフを採用したところ。これで落ち着きのあるフレンチカジュアルの完成です。

結局のところ、30代のメンズファッションに大切なのは…

冒頭では、30代男性に求められるのは「落ち着き」だということを述べましたが、やはりそれでも個性を表現できる場であれば、存分に出していきたいものです。いくつになっても。

ファッションの面白さは、言語化できない個人の気分や美意識というものを、直感的に相手に伝えられることだと僕は考えています。つまるところ、ファッションもひとつの言語なのです。

洗練されたファッションや、”粋”なファッションは、それだけで相手の心を強く打ちます。だからこそ、いくつになっても服装のことを気にかける、自分のセンスを研ぎ澄ますということが大切なのです。

※余談ですが、どうせ洋服を買うのなら、ベーシックで質の良いものを買いましょう。着ていくうちに自分の身体に馴染んでいくものを。そっちの方がアイテムに愛着が湧くだろうし、流行り廃りがない分末永く着用できて、経済的ですから。