春のメンズコーデ、もう悩まない。決め手は「色合い」と、「アイテムの組み合わせ」

この記事を書いた人
ジョン(仮)

もともとファッションメディアを中心に執筆活動を行っていましたが、予定調和的な記事を書くことに嫌気がさし、DARLに参加させていただく運びとなりました。 趣味は”価値転倒”です。既存のメディアとはまた違った、毒のある記事作成に努めていきたいと考えています。 ”Fair is foul, and foul is fair."

寒い冬が終わりを告げ、暖かな風が吹き始める春。ファッション面においても、重いコートを脱ぎ捨ててのびのびしたくなる季節かと思います。

ところで、春のファッションと言われて、どのような服装を思い浮かべますか?

正直な話、秋口の格好と遜色ないし、冬場の格好からコートなりダウンなりを取り去った格好じゃないかと考えている方も多いはずです。

これは半分正解のようなものです。基本的に夏場の格好以外はどの季節もほとんど同じようなものです。素材感の違いなど、具体的な点を挙げればいくつかありますが、それ以外はさほど変わりません。

しかし、これだけは決定的に異なるという点があります。それは「色合い」です。

春の気分を服装で表現をする、言い方を変えれば”季節に服装を合わせる”となると、春先は春らしい明るく爽やかな色味のものを選びたいところ。

そこで本記事では、春コーデを考える上で重要な「色合わせのテクニック」と「春らしさ溢れるお手本コーデ」をご紹介。要チェックです。

まず押さえておくべきは、「色のトーンのバランス」

春コーデに最適な色味である「パステルカラー」。専門用語では、いわゆる「膨張色」と呼ばれるものです。

軽やかで清潔感溢れる色味は、やはり春先の装いにおいて欠かすことのできないもの。

ただ、全体をパステルカラーでまとめてしまうと、焦点のぼやけた、しまりのないコーデとなってしまうので注意が必要です。

全身をパステルカラーでまとめるというのは、レディースファッションならまだ様になりますが、ことメンズファッションにおいては相当な”おしゃれ上級者”でなければ難しいので、むやみやたらに明るい色合いを用いるのは、非常にリスキーな行為なのです。

ここで求められる春コーデで失敗しない方法は、「色のトーンのバランス」を整えるということ。パステルカラーと対をなす「ダークトーンの色味」をコーデに加えると、全体が引き締まって、見栄えが良くなります

つまるところ、色味の加減こそが、春コーデを考える上で大切になってくるのです。

具体例。色味の加減を見事にコントロールしている着こなし一覧

口頭で説明したところで、いまいちイメージが掴めないという方もきっと多いことでしょう。そこで本項目では、色味の加減を見事にコントロールしているなという着こなしを厳選。

百聞は一見に如かずではありませんが、とりあえずお手本を見た方が具体的なコーディネートを想像しやすいことは確実。それではご覧あれ。

ミリタリーパンツで男らしさを

爽やかな雰囲気のストライプシャツが印象的なこちら。濃いめのオリーブグリーンのミリタリーパンツを合わせることで、男らしさをプラス。ロールアップで足元を軽やかに見せているのも◎ですね。

小物使いでワイルドに

ライトグレーのブルゾンにボーダーのタートルネックカットソーで軽やかさを演出しつつも、濃紺デニムで全体をグッと引き締めたこちらニット帽やサングラスでワイルドさをプラスしたのも見逃せませんね。

土臭さと爽やかさを両立

キャメル色のスウィングトップとリペアデニムで土臭さを漂わせつつも、インナーのボーダーTで爽やかな雰囲気を付け加えたこちら。個々のアイテムのサイジングが素晴らしいですね。濃いめのブラウンのローファーで全体を整えたのもナイスです。

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カジュアルコーデを品良く

シンプルなグレーのスウェットパーカーと色落ちしたデニムを合わせたこちら。インナーに忍ばせたボーダーTシャツとロールアップの組み合わせで、清潔感をしっかりと加えています。黒のスニーカーバチっとキマっていますね。

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かっちりしすぎずドレッシー

ドレッシーな印象が強いジャケパンスタイルも、インナーにパステルカラーのものを差し込むだけで、グッと親しみやすくなるんです。シンプルながらも、シンプルすぎないジャケパンスタイルは、ぜひ盗んでいきたいところです。

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イエローをさりげなく

さりげなくイエローの色味が配されたカーディガンを中心に組み合わせたこちら。他のアイテムをベーシックな色味にすることで、メイントップスの存在感をアピール。ヘンリーネックのTシャツも男らしくていいですね。

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小物で色味を

グレーベースのボーダーニットに、濃紺のデニムを組み合わせたこちらのコーデ。スニーカーには薄いイエローのものを、時計のバンドには鮮やかなグリーンのものを採用し、さりげなくアクセントに。多色使いでも、これならいやらしさは皆無です。

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応用編。デザイン性のあるアイテムで遊ぼう

ここからは応用編。春先のファッションにおいて、色合いのバランス感覚が重要だということは先に述べたとおり。そして、多少色を使いすぎても、過剰なデザインが施されているものでも、色合いのバランスが上手く取れていれば、違和感なくファッションを楽しめるというのも春コーデのいいところ。

そこで本項目では、少し攻めたコーデも合わせてご紹介。コツさえ掴んで自分の中に取り入れることができたあかつきには、あなたはもうおしゃれ上級者と呼ばれるにふさわしい段階に足を踏み入れているはずです。

色味を統一し、違和感なくデザイン性のあるものを

凝ったデザインのカバーオールにパッチワークデニムといった、なかなか攻めたスタイリングのこちら。しかし、色のトーンを綺麗にまとめているので、違和感はナシ。インナーには水色のストライプシャツを忍ばせ、爽やかな雰囲気をプラスしています。

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個性的なアイテム×個性的なアイテム

鮮やかな色合いのチェックシャツと極太のワイドデニムを組み合わせたこちら。個性的なアイテム同士の組み合わせなのにも関わらず統一感が見られるのは、元々がベーシックな要素を持つアイテムであり、かつ、余計な装飾が施されていないから。

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時には思い切って

発色の良いブルーのプルオーバーパーカーに、ワイドシルエットのクロップドチノを合わせた大胆なコーデ。バッグも派手な色合いで目を引きます。こういったコーデの場合は、どこかにベーシックな色味のものを取り入れると上手くまとまります。この場合はチノパンですね。

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全身を淡くまとめたい時には、どこかに飛び道具を

サーモンピンクのカットソーを中心に、全身を淡い色合いでまとめ上げたこちら。足元にメタリックなスニーカーを投入することで、全体を上手にまとめ上げています。

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どこかに”違和感”を

カーキ色のブルゾンに、デザイン性がありつつも爽やかなストライプシャツそして半端丈のサルエルパンツ…。上品でありつつも、どこか違和感のあるコーデに仕上がっています。それでいて格好良く見えるのは、全体の色合いがマッチしているから。

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ほんのかすかに色合いを

グレー×ブラウン系を組み合わせの中心としたこちら。注目すべきはカメラに付いている青のひも(!)。これがあるだけで、グッと個性的な雰囲気になるんです。

法則さえ守れば、春コーデは自由度高し

ここでおさらいしておくと、春のメンズコーデにおいて大切なのは、「色合いのバランス」と、「アイテム同士の組み合わせ」。

春に限らずとも、ファッションというのは基本的にこの2つのルールがあるものなんですが、春先においてはそのルールが比較的ゆるく設けられていて(というのも、秋冬にパステルカラーは上手く馴染まないし、夏場はそもそも着用できるアイテムの総数が少ない)、自由にファッションを楽しもうと思えば、いくらでも楽しめるものなんです。

ファッションのルールを守りつつ、その限界を攻めてみる。そこに春のメンズコーデの面白さは集約されています。