当記事では紅茶のダイエット効果について、詳しく解説します。
ダイエット効果が期待できる栄養素についての考察も掲載。オススメの紅茶も紹介しているので、今回の記事をきっかけにぜひ紅茶ダイエットの参考にしてくださいね。
目次
紅茶の摂取のみでダイエットできるわけじゃない!
紅茶がダイエットに効果が期待できると聞いたことがありますか?紅茶にはダイエットに効果が期待できる「カフェイン」と「ポリフェノール」などが豊富。
実際のところ紅茶の摂取だけではダイエットできません。というのも紅茶を摂るだけでエネルギーを消費するわけではないからです。エネルギーを消費するためには一般的に運動が必要です。
紅茶の摂取により、中性脂肪の分解を促す効果が期待できます。しかし、ダイエットするためには分解された中性脂肪酸によって血液中に増加した遊離脂肪酸をエネルギーに変換して、さらに消費しないかぎり痩せません。なぜなら、エネルギーとして利用されなかった遊離脂肪酸は肝臓に摂り込まれて脂肪に再合成されるから。だから紅茶を摂取するだけではダイエットにならないのです。
紅茶を摂取しダイエットをする場合は、筋トレなどの運動を組合せたり、過剰なカロリー摂取を避けるよう食事管理が欠かせません。
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紅茶の持つ成分を分析
下記には紅茶が持つダイエット成分について詳しく解説しています。
紅茶に限らず他の嗜好飲料に含有される成分でもあるので、知識として知っておいても損がありません。
ぜひ、下記の成分の特徴も含めて紅茶の効用を知ってください。
①カフェイン
カフェインレスの嗜好飲料が女性に人気があるのは知っていますか?
これはカフェインの依存性に加えて、母乳を通して赤ちゃんにカフェインが移行すると考えられているからでしょう。
確かにカフェインは摂取すれば母乳に移行しますがその量はごくわずか。カフェインレスの流行は「赤ちゃんの夜泣き防止、よく眠ってほしい」というお母さん方の願いと「予防」という考えがあってのことです。
カフェインはコーヒーやコーラ、エナジードリンクに多く含有されますが、紅茶や玉露のお茶にも含まれています。
下記の表には代表的な嗜好飲料のカフェイン量を掲載しています。(参考文献:茶やコーヒー等の嗜好飲料中のタンニン、カフェイン含有量)
【各嗜好飲料の浸出液100ml当たりのカフェイン量の比較】
・玉露 160mg
・ウーロン茶 20mg
・紅茶 30mg
・コーヒー 60mg
カフェインには脂肪の分解を促進し、血液中の遊離脂肪酸量を増加させることができます。遊離脂肪酸量が増加しているタイミングで運動をすることで、結果としてダイエット効果を感じやすいでしょう。
紅茶を摂取し、運動をすることで脂肪を燃焼させる仕組みがこれに該当します。
②テアフラビン
紅茶に含有される特有の成分「テアフラビン」は脂質の消化吸収を妨げることがわかっています。テアフラビンは、乳化という水と油を混ざり合わせる作用と阻害するのです。
体内に摂取された脂質は乳化を経て、体内に吸収。だから乳化を阻害するテアフラビンは、脂質の消化吸収を妨げ、ダイエットに効果が期待できるのです。
また、脂質を分解するにはリパーゼという消化酵素が体内で働きます。このリパーゼを阻害することで、分解を抑える効果がテアフラビンにはあるんですよね。
総じてテアフラビンがダイエット効果が期待でき、紅茶ダイエットが注目されるのでしょう。
紅茶が持つメタボを防止する効果3選
下記には紅茶が持つメタボを防止する効果を3つに絞って詳しく解説。紅茶ダイエットをしていない方でも、紅茶の持つ効用を知ることができる内容になっています。
また紅茶の効用という側面だけでなく、人が太る仕組みも同時に理解できるよう内容になっております。
ぜひ、記事を参考に紅茶に詳しくなってみませんか?
①血糖値急上昇の抑制
紅茶には血糖値の急上昇を抑える効果が期待できます。食事中や食後に紅茶を摂取すると、紅茶ポリフェノールの働きで糖を分解促進を促す酵素を抑制するのです。
食事で摂取した糖を分解しないことで糖の吸収を抑える仕組み。その結果血糖値の急上昇を抑えることができます。
ではなぜ血糖値の急上昇がダイエットに有効かは、「インスリン」というホルモンが関与。身体で血糖値を唯一下げるホルモン「インスリン」は糖質を身体に取り込む作用を示します。これは取り込まれた糖質をエネルギーに利用するためです。しかし過剰な糖質は脂肪として蓄えられてしまいます。
急激な血糖値上昇は太る原因だったのです。だから紅茶ポリフェノールの糖の吸収を抑える仕組みがダイエット効果があるといわれるゆえんなのでしょう。
②脂肪の分解促進
紅茶には脂肪燃焼効果が期待できます。紅茶に含有されるカフェインは中性脂肪を分解し、血液中の遊離脂肪酸量を上昇させます。
遊離脂肪酸が血液中に多いタイミングで運動することで、遊離脂肪酸をエネルギーとして利用することができるのです。
③脂肪の吸収抑制
上項でも解説しましたが、紅茶は脂肪の分解を促す酵素ことリパーゼを阻害することで脂肪の吸収抑制効果が見込めます。
脂肪の吸収抑制について解説しましょう。「テアフラビン」という紅茶特有のポリフェノールがあります。
「テアフラビン」は、食事で摂取した脂質の乳化を抑えます。脂質は乳化されることで身体に吸収されるのです。乳化を抑えることで吸収抑制につながるというわけですね。
紅茶ダイエットで気を付けること4つ
紅茶がダイエットをするのに効果が期待できることがわかったのではないでしょうか。
「紅茶をとにかく飲んで運動すればいいんだ」と、理解した方も多いでしょう。ただし、紅茶ダイエットをするに当たって 注意しなければならないこともあります。
下記には注意しなければならないポイントを4つに絞って詳しく解説。紅茶に限らず嗜好飲料を使ったダイエットでは、共通点も多いので、ぜひ参考にしてください。
①砂糖を入れない
紅茶ダイエットでの注意点といえば、「砂糖を入れない」ことです。紅茶にいくらダイエット効果があるといえど、砂糖を入れていては本末転倒。
紅茶は色々な種類があり、たくさんの香りを楽しみながら飽きないようにダイエットに利用するのがコツ。ぜひ、紅茶ダイエットをされるかたはストレートで紅茶を摂取してください。
しかし、甘くないとやっぱり飲めないという方もいるでしょう。どうしてもストレートで紅茶を飲むことができない方は、ラカントといったカロリーゼロの甘味料などの使用を推奨します。また、ハチミツといったビタミンや栄養素が豊富なものを加えるのも一つの手段です。
②牛乳や粉ミルクを入れない
砂糖の次に紅茶ダイエットをする際の注意点が「牛乳や粉ミルクを入れない」ことです。確かに紅茶に粉ミルクを入れると、ストレートとは別といってよいほど違う飲みものになります。
ストレートの紅茶は飲めないけど、ミルクティーは大好きという方も多いはず。しかし、牛乳や粉ミルクは脂肪分が高い場合がほとんど。ミルクティーにすることでカロリーの過剰摂取につながる可能性があるのです。
③飲みすぎない
最後に紅茶ダイエットで気をつけるべき点が、「飲み過ぎない」ことです。
紅茶には含有されるカフェインは確かにダイエットの効果が期待できます。しかし、飲みすぎることでカフェイン中毒になる危険性も…。紅茶を何杯も飲みたい方は、せいぜい1日約8杯(カフェイン摂取量の限度は400mg)にとどめてください。
④余談
余談になりますが、紅茶はできることなら冷たいものより温かい状態で摂取しましょう。冷たい紅茶が悪いというわけではありません。
温かい紅茶のほうが身体を温めて基礎代謝を上げたりするのに役立ちます。せっかく紅茶ダイエットをするなら、できるだけ効果が高い摂取方法を選択しましょう。
ダイエットにおすすめの紅茶2選
下記にはダイエットにオススメの紅茶を2つご紹介。自分の好きな紅茶をぜひ見つけて紅茶ダイエットを試してください。
①ダージリンティー
ダージリンティーは世界三大紅茶のひとつで紅茶業界の「シャンパン」と呼ばれて支持されています。今回の記事でも記載した、カフェイン、タンニン、テアフラビンを含有。ダイエット効果の他に、シミなどを防ぐ美容効果も!フルーティーな香りでリラックス効果も見込めます。
②イングリッシュ・ブレックファースト・ティー
イングリッシュ・ブレックファースト・ティーはアッサム・セイロン・ケニア茶をブレンドしたもの。アッサム、セイロン、ケニア茶の効用をバランスよく摂取できるため、ダイエッターの方々に支持されています。
紅茶を摂取する機会を増やし健康的に痩せよう!
最後に、紅茶ダイエットをする際に重要なポイントをおさらいします。
・紅茶を飲むだけでは痩せない
・紅茶を飲んで運動やトレーニングをすることで紅茶ダイエットは効果がある
・紅茶のダイエットに効く成分や効果を知る
・紅茶ダイエットをする場合は「砂糖を入れない」「牛乳や粉ミルクを入れない」「1日約8杯まで」「温かい紅茶を飲む」
紅茶ダイエットを実施すれば、ジュースを飲む機会が格段に減るはず。ジュースは太る大きな原因になりかねません。甘い500mlペットボトルのジュースには、角砂糖が15個前後入っていることがよくあります。
飲みものを紅茶に変えるだけで、過剰摂取していた砂糖の量を減らすことができるでしょう。
さらに紅茶にはダイエット効果があるんですから、利用しない手はないでしょう。ぜひ、紅茶から始まるダイエット生活で健康的な身体を手に入れてくださいね。