チョコレートはダイエットや筋肥大を目指したトレーニーの方でも摂取しても問題ありません。ただし、摂取するチョコレートの種類といった注意が必要なこともあります。
筋トレ生活をしていく中で、どのようにチョコレートと付き合っていくかが重要。
これまで好きなものを我慢してトレーニングに励んできた方はもちろん、まだ筋トレを始めていない方も今回の内容を参考にしてみてください。
チョコレートを摂取するメリット
チョコレートが身体によいと聞いたことがありませんか?
チョコレートは簡単にいうと、すり潰したカカオ豆(主原料)に副原料として砂糖や粉乳、レシチン、バニラなどを練りこんで固めたもの。原材料を聞いただけで「太りそう」と思った方も少なくないでしょう。
この項目では、チョコレートを摂取することで得られるメリットを解説しています。
①空腹をさけることができる
筋トレをしている方なら「筋肉分解を防ぎたい」と思っている方は大半。トレーニングをする際に、消費されるエネルギー源がある場合は問題ありません。しかし、「空腹」といったエネルギー不足の状態でトレーニングをすると、筋肉を分解することでエネルギーを供給。
チョコレートはお菓子だからといって避けられがちですが、摂取するタイミングによっては空腹状態を避けることができるのです。筋肉分解防止の方法としてチョコレートを摂取してみるのもよいでしょう。
②抗酸化作用がある
チョコレートには、抗酸化作用のあるポリフェノールが含有されています。ポリフェノールとは植物性由来の抗酸化物質の総称のこと。
中でもチョコレートには「エピカテキン」と呼ばれるポリフェノールが含有されています。エピカテキンには抗酸化作用があり、活性酸素の除去に役立ちます。活性酸素を除去することで、疲労回復の向上や筋力回復の効果が期待できます。
③カフェイン
チョコレートにもカフェインが含有されています。カフェインといえばコーヒーやコーラといった嗜好飲料に含まれていることで有名です。カフェインには集中力を高める効果が見込めます。
カフェインは交感神経を刺激し、身体を興奮状態に導くのです。身体や脳が興奮状態に至ると集中力が向上。コーヒーを摂取して集中力が増し、作業効率の向上を感じた方も多いのではないでしょうか?
チョコレートに含有されるカフェインもコーヒーと同じように集中力を高める効果が期待できます。トレ―二―ならわかると思いますが、トレーニングの種類によっては好き嫌いがあるもの。
苦手なトレーニングほど集中力を高めて取り組むことが求められます。チョコレートで集中力を上げて、怪我を防ぎやすくなるでしょう。
筋トレ・ダイエット中の食事はマッスルデリがおすすめ!
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チョコレートを摂取するタイミング
この項目では、トレーニーの方々に推奨されるチョコレートの摂取タイミングを詳しく解説します。
チョコレート好きのトレーニーに必見の内容です。ぜひ、参考にしてトレーニングのパフォーマンスを上げていきましょう。
①筋トレ前
筋トレ前にチョコレートを摂取すれば「筋肉分解の防止」に役立てることができます。というのも、トレーニングは空腹時に取り組むと筋肉が逆に分解されるのです。トレーニングのエネルギー源が空腹状態では枯渇しているため。
空腹状態の場合、人間の体は筋肉を分解することでエネルギーを供給しようとします。だから、チョコレートを筋トレ前に摂取することで「筋肉分解を防ぐ」ことができるのです。筋トレ前に空腹を抑える意味で、チョコレートを摂取することは推奨されています。
②筋トレ後
筋トレ前にしかチョコレートは摂取してはいけないのかといえば、そんなことはありません。筋トレ後のタイミングでチョコレートを摂取してもメリットが期待できます。
筋トレ後は糖質とタンパク質の補給が必要。チョコレートはタンパク質も含有されていますが、特に糖質源として有効といえます。
筋トレ後のチョコレートは疲労回復効果が見込めるのです。
チョコレートを選ぶにはこれらを意識
トレーニーの方々は、チョコレートを選ぶ際に意識してほしいことがあります。なぜならチョコレートにもメリット・デメリットが存在。
チョコレート選びを意識することで、トレーニングのパフォーマンス向上や疲労回復効果を上げるのに役立ちます。ぜひ下記の内容を参考にチョコレートを購入してください。
①カカオが多めの商品を選ぶ
昨今、コンビニやスーパーマーケットでもカカオのパーセンテージが記載されたチョコレートをよく見かけるようになりました。健康志向ブームやチョコレートを支持しているアスリートが大勢いるのもあるからでしょう。
チョコレートのカカオが多めの商品、特にカカオ70%以上の商品にはカカオポリフェノールが豊富に含有されています。
お菓子好きのトレーニーにとって、太るイメージが強いチョコレートがトレーニングや疲労回復に効果が期待できるとなれば、嬉しくて当たり前。トレーニーにはカカオが多めのチョコレートが推奨されます。
②タンパク質が豊富
トレーニング後の30分以内が筋合成のゴールデンタイムといわれています。トレーニーは筋トレ後のチョコレート摂取を考える場合「タンパク質含有量が豊富」なものを選びましょう。
下記にはチョコレートの種類別のタンパク質含有量を掲載しています。本記事における栄養素に関する数値等は、文部科学省・食品成分データベースをもとにすべて算出しています。
【チョコレートの種類別100g当たりのタンパク質含有量】
・ホワイトチョコレート 7.2g
・ミルクチョコレート 6.9g
・アーモンドチョコレート 11.4g
③過剰摂取を避ける
チョコレートを摂取するに当たって注意しなければならないのが「過剰摂取」。
チョコレートに含有されるポリフェノールやカフェインがトレーニングに有効だと掲載しましたが、脂質量が多いというデメリットもあります。チョコレートの過剰摂取は太る原因にもなるということです。
購入したチョコレートがカカオ70%以上だからといって、いくらでも摂取してよいというわけではありません。
筋トレする人におすすめのチョコ2選
下記には筋トレをしている方にオススメのチョコレートを解説しています。
最近ではコンビニやスーパーマーケットでも手軽に購入できるので、ぜひ試してください。
①ダークチョコレート
まずトレーニーにオススメしたいチョコレートは「ダークチョコレート」。ダークチョコレートとはカカオ40%以上のチョコレートのことだと考えましょう。
細かい話ですが、乳製品が含有されていないカカオ40%~60%のチョコレートのことを「ビターチョコレート」「プレーンチョコレート」「ブラックチョコレート」「スイートチョコレート」と呼ばれています。
最近ではカカオ70%~90%の糖質や乳製品の含有量が低いものもビターチョコレートと呼ばれるようになりました。
また日本の洋菓子界でダークチョコレートと総称されることもあり、パティシエの方でもない限り大まかに「カカオ40%以上のもの」と覚えてよいでしょう
②カカオ70%以上のもの
ダークチョコレートの中でも「カカオ70%以上」の商品はトレーニーに推奨されています。カカオ70%以上のダークチョコレートにはカカオポリフェノールが豊富に含有されているからです。
カカオポリフェノールの抗酸化作用の効果でトレーニングのパフォーマンス向上を目指しましょう。
チョコは筋トレする人の敵ではない!むしろ強い味方
最後に、筋トレをする人でチョコレートを摂取する際に重要なポイントをおさらいします。
・筋トレ前と後では摂取するメリットが違う
・筋トレ前に摂取することで空腹を避けることができる
・抗酸化作用の効果が期待できる
・カフェインの効果で集中力が上がり、パフォーマンス向上に役立つ
・「カカオの%が高い」「タンパク質含有量が豊富」な商品を選ぶ
・過剰摂取は太る原因
チョコレートは太るのイメージが強いです。筋トレ初心者の方であれば避ける方も少なくないでしょう。しかし、今回の内容のとおり、商品の種類や摂取タイミング、摂取量を守ればトレーニング中でも問題ありません。
チョコレートとの付き合い方ひとつでトレーニングのパフォーマンスを上げることも十分可能。好きなものを摂取してトレーニングに打ち込めるほど楽しい筋トレ生活はありません。
ぜひ、あなたも一度チョコレートを間食などに取り入れてみてください。