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筋トレする人は羊羹を食べてもOK?|支持理由、栄養素、レシピ他

この記事を書いた人
鳥ちゃん

はじめまして、大阪在住の鳥ちゃんと申します。プロフィールをご覧いただきありがとうございます。ライター歴4~5年くらい。文筆歴は構成台本、芝居脚本、コント台本、漫才台本。管理栄養士。趣味は掃除、洗濯、料理, ラジオ。尊敬している有名人「蛭子能収」「きたろう」。好きな小説はヘルマンヘッセ「婚約」


羊羹は筋トレをする方々に、よく摂取されています。羊羹が支持される理由から、栄養成分まで詳しく解説。

レシピも紹介しているので、この機会にぜひ羊羹の作り方を覚えてみてくださいね。

羊羹が筋トレする人に支持される理由

羊羹といえば「糖質量が高い」というイメージを持っているトレーニーが大半でしょう。それなのに筋トレをする人から羊羹が支持されているのは「不思議だ」と感じるかも?

ごく一般的に糖質量が高いもの(=甘いもの)を摂るから太るといわれています。なぜなら、誰でも糖質を過剰摂取すると余分なエネルギーを脂肪として蓄えることになるのです。確かに糖質量が高い食品を摂ると太ると思ってもしかたありません。

最近、糖質制限ダイエットなど流行しています。だからといって全く糖質を摂らないというのは、よくないのです。

筋トレで摂取が一番推奨されるのが「タンパク質」だということは有名。筋肉の材料になるからです。糖質は主にどういう役目をはたすかというと「トレーニングのエネルギー源」として大活躍します。

他には「筋肉分解を抑制」をする効果が期待できます。エネルギー源が枯渇すると筋肉を分解して身体にエネルギーを供給しようする仕組みが身体には備わっているのです。

羊羹はエネルギー源としも、そして筋肉分解の抑制としてもトレーニーたちに摂取されています

筋トレ生活の食事では「低脂質」というのが重要ですが、羊羹はこれは満たしているのです。

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羊羹(100g)あたりの栄養素

下記には100g当たりの羊羹を種類別で栄養成分を記載。羊羹は作り方によって多彩な味わいを感じることができます。それだけ羊羹をアレンジして手作りされるトレーニーも少なくありません。

本記事における栄養素に関する数値等は、文部科学省・食品成分データベースをもとにすべて算出しています。

【羊羹の種類別100g当たりの栄養成分】

 

「練り羊羹」
・エネルギー 289kcal
・タンパク質 3.6g
・脂質 0.2g
・炭水化物 69.9g
・食塩相当量 0g

 

「蒸し羊羹」
・エネルギー 237kcal
・タンパク質 4.4g
・脂質 0.3g
・炭水化物 55.4g
・食塩相当量 0.2g

 

「水羊羹」
・エネルギー 168kcal
・タンパク質 2.6g
・脂質 0.2g
・炭水化物 39.9g
・食塩相当量 0.1g

上記の表からみても羊羹は大きさの割にエネルギー量が高いです。だから、羊羹は食べ過ぎに気を付ける必要があります。トレーニーやダイエッターの方々には、糖質量を減らした手作りの羊羹がオススメ。

筋トレする人に羊羹レシピ5選!

下記には筋トレをする人にオススメの羊羹のレシピを5つ紹介しています。羊羹はを固めるのに「寒天」を使用しています。今回は粉寒天と棒寒天を使用していますが、お好きなほうを使って調理してみてください。

レシピはどれも1人前分量で材料を計算しています。市販の粉寒天は1袋4gの商品が大半。粉寒天を1袋使用する場合は、材料を4倍に計算してレシピを試してください。

粉寒天4g(≒棒寒天1本8g)に対して水分量500cc~600ccが目安(粉寒天1gで水を約125cc~150ccで溶かす)です。たとえば、牛乳100ccを加える場合は水400cc+牛乳100ccといった風に合計500ccになるように計算するとよいでしょう。目安より水分量が少ないと固めの羊羹が、逆に水分量が多いと柔らかい羊羹ができます

①水羊羹(こしあん)

 

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【材料】一人前
・こしあん 75g
・粉寒天(てんぐさ100%) 1g
・水 125ml
・砂糖 14g(約大さじ1)

【レシピ】
①鍋に水を張って粉寒天を浸しておく。最初中火でで加熱し、沸騰(1~2分間)したら弱火にしてかき混ぜながら煮る
②①の粉寒天が溶けて、砂糖を入れて弱火のまま混ぜながら焦がさないように溶かす
③②の砂糖が溶けたら、火を止めてこしあんを加えて強火で混ぜながら溶かす
④③が煮詰まらないうちに、大きなボウルに入れた水(氷水でも良い)に浮かべて混ぜながら冷ます.
⑤④にトロミがついて人肌ぐらいに冷めたら、容器に流し込む。冷蔵庫で1時間以上冷やして固まっていれば完成

②いも羊羹

 

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【材料】一人前
・さつまいも 90g
・棒寒天 1/4本
・水 50g
・砂糖 20g
・塩 少々

【レシピ】
①棒寒天をよく洗い、手で小さく割って水(50g)に30分~1時間浸して、ふやかす
②さつまいもの皮を剥き、2cmほどの輪切りにして水にさらしてアクを抜く。蒸し器で竹串がささるぐらいの柔らかさまで蒸す。蒸したさつまいもは、熱いうちに裏ごしにする
③①を鍋で中火で混ぜながら煮溶かす。棒寒天が溶けたら砂糖、塩を加えて加熱する。ひと煮立ちさせたら、一度こしてから再び鍋に戻す
④③に②のさつまいもを加えて、よく混ぜながら4分ほど加熱する
⑤④を大きなボウルに入れた水(氷水でも良い)に浮かべて混ぜながら冷ます。トロミがついて人肌ぐらいに冷めたら、容器に流し込む。冷蔵庫で冷やして、固まったら完成

③かぼちゃ羊羹

【材料】一人前
・かぼちゃ 50g
・塩 少々(ひとつまみ)
・粉寒天 1g
・水 25cc
・砂糖 13g
・牛乳 13cc

【レシピ】
①鍋に水を入れて粉寒天を浸しておく。かぼちゃのワタとタネを取り除き、少し水で湿らせて電子レンジで3分半~4分間加熱する。温まったら柔らかいうちに皮を剥き、裏ごしをしてマッシュにする。マッシュにしたかぼちゃに塩を加えてよく混ぜる
②①の鍋を中火で加熱する。沸騰した状態で1~2分間加熱後、砂糖を加えて混ぜながら焦がさないように煮溶かす
③②の砂糖が溶けたら、牛乳を加えて加熱し沸騰前に火を止める。ここに①のマッシュしたかぼちゃを少しづつ加えてよく混ぜ合わせる。その後、大きなボウルに入れた水(氷水でも良い)に浮かべて混ぜながら冷ます
④③を型に流し込み、さらに粗熱が取れてから冷蔵庫で1時間以上冷やし固まったら完成

④抹茶羊羹

 

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【材料】一人前
・抹茶 3g
・お湯 大さじ1
・粉寒天 1g
・水 80cc
・白あん 180g
・砂糖 60g

【レシピ】
①鍋に水を入れて粉寒天を浸しておく。抹茶をお湯でダマにならないようによく溶かす
②①の鍋を中火で沸騰1~2分間加熱し、粉寒天をよく混ぜながら溶かす。粉寒天が溶けたら、砂糖を加えて加熱しながら焦がさないようによく混ぜる
③②の砂糖が溶けたら、少しづつ白あんを加えて溶かす。白あんが溶けたら火からおろして、一度濾す。濾した白あんを再び火にかけて混ぜる。とろみがついてきたら①の抹茶を加えて混ぜる。よく混ざったら、大きなボウルに入れた水(氷水でも良い)に浮かべて混ぜながら冷ます
④③が人肌まで冷めたら型に流して、さらに粗熱を取り、冷蔵庫で1時間以上冷やして固まったら完成

⑤黒豆羊羹

 

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【材料】一人前
・黒豆 50g
・粉寒天 1g
・水 100cc
・こしあん 100g
・塩 少々

【レシピ】
①鍋に粉寒天を水に少し浸しておく。粉寒天がふやけてきたら、中火で加熱し混ぜながら沸騰1~2分間温める。粉寒天が溶けたら、こしあんと塩を加えて混ぜながら焦げないようによく溶かす。(こしあんは少しづつ数回に分けて加える)
②①が沸騰する前に黒豆を加えて混ぜ合わせる
③②を大きなボウルに入れた水(氷水でも良い)に浮かべて混ぜながら冷ます
④③が人肌まで冷めたら、型に流しこんでしっかり粗熱を取る。粗熱が取れたら冷蔵庫で1時間以上冷やして固まったら完成

羊羹の摂取タイミングと注意事項!間食はあり!?

トレーニーの方々は羊羹の摂取タイミングについて知っておいってほしいです。エネルギー量の高いの羊羹であっても摂取するタイミングによっては問題なく摂ることができるでしょう。

トレーニング前の摂取では「筋肉分解の防止」「トレーニングのエネルギー源」として利用されます。トレーニングの直後の摂取では、筋肥大の材料になるタンパク質の分解抑制が目的。

糖質が枯渇している状態でタンパク質だけを摂取しても、筋肉の材料になるはずだったのが、エネルギー源として利用されてしまうからです。筋トレ直後の栄養素摂取は「タンパク質と一緒に糖質も摂る」ことを覚えておきましょう。

間食で羊羹を摂取するのもオススメです。間食を抜いてエネルギーが不足すると筋肉を分解してエネルギーを供給しようとしていまします。せっかく育てた筋肉量を減らす行為はできるだけさけなければなりません。羊羹の適切な量を守れば、トレーニングの前後、間食どれも効果が期待できます。

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羊羹は筋トレの敵ではなく味方!

最後に、筋トレをする人で羊羹を摂取する際に重要なポイントをおさらいします。

・羊羹はトレーニングのエネルギー源になる
・羊羹は筋肉分解の抑制になる
・羊羹を摂取するタイミングによって、効果が変わってくる
・羊羹は低GI食品である
・羊羹は手作りすることでカロリーも落とすことができる

トレーニングをしているとどうしても甘いものが摂取したくなることがある方は少なくないでしょう。羊羹は過剰摂取しないかぎり、適量であればトレーニングの前後だけでなく間食でも摂ることができます

甘いものを我慢しすぎると何かの拍子に、スナック菓子などを過剰摂取してしまいカロリーオーバーになる危険性も……。そうならないためにも、羊羹を適度に食べつつストレスを上手く緩和しましょう。

太りにくい低GI食品である羊羹を利用して、甘いものを食べたくなった欲求を満たして、モチベーションの低下を防いでくださいね。