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ピラティスとヨガの5つの違いを徹底検証!メリット・ダイエット効果・適性も解説

この記事を書いた人
DARL編集部

モテたいあなたの味方です。


ピラティスとヨガ。どちらもキレイで健康になるトレーニングとして女性に人気です。

やってみたいけど、違いがよくわからない。私にはどっちが向いている?

本記事ではキレイになるトレーニングを始めたいみなさんに5つの大きな違いと、共通するメリットや効果を解説!あなたにどちらが向いているのかを見極めましょう。

ピラティスとヨガの5つの違い

ピラティスとヨガといえば、どちらもマットの上でストレッチをしているイメージ。

ウェアも同じような雰囲気だし、動きを見るだけでは違いがわかりません!

でもまったく違うトレーニングなんです。

起源

ピラティスとヨガ、起源はいつから?誰が始めたのでしょうか?

歴史はヨガのほうが古く、ピラティスは創始者がヨガを習得したのちに開発されたエクササイズです。

ピラティスの起源は?

ピラティス創始者のジョセフピラティスは1883年にドイツに生まれ、第一次世界大戦時にイギリスの強制収容所に収容されます。

収容中から20年以上にわたってヨガ、禅、ローマ養生法などを習得し、独自でピラティスを考案し始めます。

ヨガの起源は?

紀元前2500年頃(約5000年前)のインダス文明の遺跡に、内面に熱を高めようとする体勢で坐を組む人物像が発見され、その人物が最古のヨガ実践者であると推測されます。

その後、紀元後400年頃にインドで聖者といわれていたパタンジャリが悟りの格言集「ヨーガ・スートラ」を著し、人生をヨガの普及に捧げたといわれています。

著書はインド哲学のヨガの根本的な経典(教科書)になり現在も頻繁に引用されています。

目的

ストレッチや筋トレとは違う、それぞれの特性を生かした鍛える目的を確認しましょう。

ピラティスの目的とは

収容所で負傷兵の心身のリハビリから始まったピラティス。対象は「患者」です。

寝たきりの捕虜たちが限られた可動域内で機能を回復し、筋力を高め、体を「使える」状態にする目的で開発されています。

体幹を鍛えて細い手足にかかる負荷を軽減し、効率的な体の使い方を習得する目的で行います。

ヨガの目的とは

ヨガはインドで修行として行われてきました。

心と体の対話により心と体を「ひとつ」に結び、脳を含む体の内部に眠る、人間の潜在的能力を目覚めさせるトレーニングです。

自分で自分が癒されていく内面的な気づきを重視しながら心と体を整える目的で行います。

効果

起源と目的の違いでまったく別のトレーニングであるとわかってきましたね。

それぞれどんな効果があるのか?違いをみていきましょう。

ピラティスの効果

ピラティスの効果は次のとおりです。

  • 体幹部の筋力向上により強靭な肉体を作る
  • 姿勢の改善
  • 体のバランスを保ちコントロールする
  • 肺活量の増加
  • 血流の促進

怪我のリハビリをきっかけに、日常生活やスポーツにおける怪我の予防、パフォーマンス向上のために学ぶ人も多いです。

理学療法士や柔道整復師の資格をもつ男性のインストラクターが多いのもピラティスの特徴です。

ヨガの効果

ヨガの効果は次のとおりです。

  • 代謝を高め、巡りのいい体を作る
  • 体のゆがみを治す
  • 内臓の働きを活性化する
  • 自律神経・ホルモンバランスを整える
  • 集中力を高め、精神のコントロールができるようになる

ヨガはポーズで体を伸ばし、瞑想でイメージトレーニングします。

呼吸で頭・体・心をひとつに結び、普段使わない筋肉を刺激して鍛えていきます。

メンタルヘルス対策として勧められて始める人も多いです。

怪我予防のアプローチの違い

怪我予防については双方に効果がありますが、アプローチが違います。

「怪我」は「我を怪しむ」とあらわされるように、自分に迷いや不安があると怪我をしやすくなります。

ヨガは心の安定により怪我を予防する体を目指し、ピラティスは体幹の強化により体の動きを安定させて怪我を予防する体を作ります。

動き

ピラティスとヨガには似たようなポーズもありますが、座位前屈の動きで違いがハッキリわかります!

動画でみていきましょう。

ヨガの動きはこちら!

ヨガは背中を伸ばしてベターっと床に水平になる位置を目指して柔軟性を上げていきます。

ピラティスの動きはこちら!

ピラティスは背骨を一つずつ引きはがすように前に移動し、積み上げるように背中を真っすぐに戻します。

前屈しても湾曲はキープしたままで「ベターっと」は目指しません。

ピラティスには「過度の柔軟性は関節が不安定になり危険である」という考えがあります。

ベターっと開脚に憧れている人にはヨガをオススメします。

種類

ピラティスとヨガ、どちらにも流派があって迷ってしまいますよね。

ピラティスの種類は2つですが、流派は分かれています。

ヨガには多数の種類があります。

ピラティスの種類

ピラティスはマットピラティスとマシンピラティスの2種類があります。

マットはヨガと同じ一般的なウレタンのマットを使用します。

マシンはスプリングの構造を利用した設計になっています。

ベッドのような台に仰向けになり、スプリングの張力や器具の補助によって脚を高く持ち上げたり、トレーニングの効果を加速するために使用します。

2種類のプログラムの基本は同じですが、スタイルによって(クラシカル、またはコンテンポラリー)技術の細かい部分が違ってきます。

  • クラシカル(伝統的):ジョセフピラティス氏の伝統を受け継ぎ、基本に忠実で厳格な流派がクラシカルピラティスと呼ばれています。(Peak Pilatesなど)
  • コンテンポラリー(現代的):ジョセフピラティス氏の教え子たちが独立し、独自のメソッドを加えてアレンジされています。エアロビクスのような動きを含む場合もあります。(BASI Pilatesなど)

ヨガの種類

ヨガは種類が30種類以上あります。

ピラティスより内容や環境の違いが大きいですね。

  • ハタ:本家本元の伝統的スタイル。あらゆるヨガの起源で強度は穏やかで初心者向け。
  • アシュタンガ:伝統的で厳格。ポーズをつなげた連続する動作で、呼吸とポーズの流れを特徴とする。体力が必要。
  • アヌサラ:リハビリのために考案されたので強度は軽く、楽観的な哲学を重視。補助道具を使って無理なくポーズを行う。
  • ホットヨガ:40度近い高温多湿の環境で大量に汗をかきながら関節や筋肉をほぐして柔軟性を高めて行う。強度は高め。

アロマセラピストのインストラクターが行うアロマヨガも人気です!

妊婦向けはどちらもクラスがある

妊娠中でも取り組めるのがピラティス・ヨガのいいところです。

妊娠中によくあるツライ症状(むくみ、腰痛、体重のコントロール、気分の浮き沈み)などを改善するのにピラティス・ヨガは役立ちます。

体の変化に対応する筋力の維持や、呼吸法の習得が出産に向けての準備になり、妊娠中の不安定な毎日を安心して過ごせるようになります。

産後の体調の早期回復も期待できます。

安定期に入り、主治医の許可が得られたら取り入れてみるのもいいですね。

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ほかのエクササイズとの違いは?

ピラティス・ヨガにはほかにも違いがわかりにくいエクササイズがあります。

ストレッチとの違いは?

ストレッチは縮んだ筋肉を長く伸ばすために行います。

運動前の怪我予防に行ったり、肩こり・腰痛の一時的な緩和を目的としています。

もちろん継続すれば柔軟性を高めていけますが、ピラティスやヨガのように単独で明確な目的や信念を持って鍛錬していくものというよりは、トレーニングの要素の1つであり、ピラティス、ヨガにも取り入れられています。

ルーシーダットンはどっちに入るの?

ルーシーダットンとは「タイ式ヨガ」のことです。

深い呼吸と難易度の低いポーズで行うので運動初心者、体力のない人でも取り組めます。

特に体をほぐし、血行を改善して体を温める効果が高いので凝りや冷えの改善に役立ちます。

インド式ヨガが合わなかった人は一度試してみては?

ピラティス・ヨガ共通のメリット

ピラティス・ヨガには共通するメリットも多いです。

運動初心者にオススメ

何歳からでも始められ、長く続けられます。

運動経験や年齢は関係なく練習すればキレイに動けるようになります。

美容目的の女性にオススメ

心身を鍛えて姿勢を改善し、美しいスタイルを維持できる。

肩こり、腰痛、冷え性、便秘、生理痛の緩和と女性の希望を叶え、悩みを解決していくエクササイズでもあります。

特別なウェアは不要、マットは共用でOK

オシャレなヨガウェアもありますが、どちらも服装に規定はなく、動きやすければ問題ありません。

スタジオに用意されているマットはピラティス・ヨガ共用です。

ピラティスで転がったり、坐骨で体を支えたりするのが痛い人はマットの上にさらにタオルを敷くとよいでしょう。

ダイエットに効果的なのはどっち?

どちらもやせるエクササイズではありません。

種類にもよりますが、60分のクラスでエネルギー消費量はウォーキングの半分程度です。

ただし、継続していくうちに体に必要な食べ物を摂取すようになったり、インストラクターのキレイな体に憧れたり、鏡張りのスタジオで自分の体をほかの生徒と比較して刺激になったり…とダイエットに成功する要素は多いですよ。

私に向いているのはどっち?

違いや共通点がわかったところで、私にはどっちが向いているのか?

まだ迷っている人は、次のオススメする人の特徴を参考にしてみてくださいね。

ピラティスをオススメする人の特徴

思い当たるあなたは肉体派?

  • かなり体が硬い
  • キレのある強い体作りをしたい
  • ケガが多い
  • ランニングなどほかのスポーツもやっている
  • 一つずつ極めていきたい
  • とにかく体を動かしたい

かなり体が硬い人はピラティスから試してみることをオススメします。

体が硬すぎると、ヨガの初級者クラスでもできないポーズがある可能性が高く、その技が終わるまで待ち状態に。

1つの技の時間も長いので、居心地が悪くなってしまうかもしれません。

ヨガをオススメする人の特徴

苦手を基準に選ぶのも1つの方法です。

  • 筋トレは嫌い
  • 柔らかくてキレイな体を作りたい
  • 精神的ストレスを解消したい
  • オシャレなウェアで気分を上げたい
  • 色々な種類を試してみたい
  • 心を大事にしたい

筋トレが嫌いな人はピラティスではなくヨガをオススメします。

ピラティスは動きはしなやかですが、反復動作のある筋トレに似ており、特に腹筋群の動作は連続して行われます。

筋トレが嫌いな人にとってピラティスは苦行に感じるかもしれませんね。

体験しても迷ってしまう人は

体は硬いし、筋トレも嫌い。

体験レッスンに行ってもまだ迷って決められない。

運動習慣のない女性に一番多いケースですね。

どちらも練習して徐々にできるようにはなっていくのですが、向上するまでの時間は個人差があり、体質的に向き・不向きもあるでしょう。

多様なトレーニングを提供するスタジオでは、1,3週はピラティス、2,4週はヨガとどちらも受講できるクラスもあります。

混合クラスに入って見極めるのもいいですね。

または、どちらのクラスが自宅や会社から近いか、など地理的条件で決めてしまうのも1つの手段です。

ピラティス・ヨガを取り入れて生涯美しく動ける体に

ほかの運動をしている人にはリフレッシュやメンテナンスに、運動初心者の人は体を動かすきっかけになる。

どちらも始めるハードルは低いので女性にとって入りやすい世界です。

年齢制限もないので一生続けられます。

まずは動き始めて、体の変化を感じてください!